愛車

CB125斜め前  私のバイクは、1968年式ホンダCB125K2ですCB92の後継機種として1964年にCB125が登場しましたが、その後、1967年にエンジンスタイルを大きく変えたのがK1。翌年ツートンカラーと5段ミッション、 タコメーターを装備したモデルがこのK2です。翌69年にはバーチカルエンジンのK3になってしまったので実質1年間しか生産されていません。
そのため、街はおろかネット上でもほとんど見ることの出来ないバイクになってしまいました。
 このバイクはオークションで5万円ほどで不動状態で購入しました。バイクらしいスタイルと、小さな私に手ごろな大きさが気に入り、たいした下調べもないままの購入でした。ホコリまみれだったので、とりあえず磨くことからはじめ、一通り綺麗にした後に、本を片手に整備に着手することに。とは言っても、整備の知識が全くない私には、何が書いてあるのかさっぱりわかりません。結局、バッテリーの充電ぐらいしか出来ず、
「ランプがついたのだからエンジンもかかるだろう」
という甘い推測の下、ガソリンを入れたのですが、案の定ガソリンはじゃじゃ漏れ。結局ガムテープでその場は応急処置をして、近くのバイク屋さんに入院と相成りました。キャブレターのオーバーホール、エンジン、ポイント調整等々にかかったお金は約5万円。なんとバイクの値段と同じだけ整備費用がかかってしまいました。その後も、タイヤがパンクしたり、センタースタンドが折れたりと悩みは尽きません。3ヶ月ほどそんなことを繰り返して、ついに何とか人並みに走れるバイクとなったのでした。
CB125後ろ
CB125右  ところが、肝心の私はそのとき免許をもっていませんでした。いくらバイクが直ったところで運転することは出来ません。修理代に思った以上にお金がかってしまったこともあって、すぐに教習所に行くことも出来ません。さらに、無免でこっそり乗っているのをおまわりさんに見つかったりして、当分は免許が取れなくなってしまいました。
 そんなこんなで、週1,2回エンジンをかけて遠くから眺めるだけの日々が続きました。
 それから1年程した昨年、ようやく中型免許を取得でき
「これで胸を張ってバイクに乗れる」
と、意気揚揚と乗り始めたのはいいのですが、1年間走っていなかったバイクは再び故障の連続。キャブのオーバーフローに始まりイグニッションコイル、ウインカーリレーの不調、etc・・・。特にアイドリングが安定しないために、交差点では常に空ぶかしをしなければならず、前の車が「なにわスモークベンツ」だったりするればヒヤヒヤです。結局、不調になった部品を交換してもらったり、再調整したりしてひとつづつ直していくことに。
今も、タコメーターが壊れていたり、キャブが高回転で不調だったりしますが、それでも随分よくなってきました。
CB125左
CB125直線  運転初心者で整備素人の私には、難しいバイクですが、その分愛着も生 まれます。
 付き合いはまだまだ短いですが、これからも大事に乗っていこうと思っています。



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